HSPに共通する4つの特性【DOES】
HSPのすべての人には「共通する4つの特性」があると言われています。
それが「D.O.E.S」です。
HSP診断を受けて、HSPである可能性が高いという結果が出ても、この4つの特徴「DOES」すべてに当てはまっていなければ、HSPではないと言われています。
「DOES」とは?
【D】深く処理する
Depth of processing
【O】過剰に刺激を受けやすい
being easily Overstimulated
【E】人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
being both Emotionally reactive generally and havinng high Empathy in particular
【S】あらゆる感覚がするどい
being aware of Subtle Stimuli
これらの頭文字をとって「DOES」と名づけられています。読みは「ダズ」です。
「D」深く処理する
感じた事について深く考えたり、細かいところに気づく。
物事の捉え方が深く、慎重に考えてから行動する感じですね。
一を聞いて、十のことを想像し、考えられる能力があります。
「考えすぎ」とはよく言われますが、まさにこれ。
一つのことを聞いて、不安なことや危険なことなど、いろんなことを考えてしまいます。
まず初めに不安要素や危険な面を考えるので、リスクを回避したり、不安な部分に対して準備をしておけます。
しかし一方で、考えすぎるあまりなかなか行動に移す一歩が踏み出せなかったりします。
「O」刺激に敏感で疲れやすい
HSPは、刺激を受けた時に神経が高ぶりやすいと言われています。
人といると緊張してしまったり、人混みで疲れるのも、この刺激に敏感だからです。
また、特に人の些細な言葉に傷ついて、いつまでも忘れられないことがあります。
何度も言われた言葉を思い出したり、過去のことを思い出して嫌な気分になってしまうことも度々あります。
こうした特性がトラウマになり、生きづらさにもつながっていると思います。
「E」人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
よく言われるのは、人が怒られているのも自分のことのように感じ、傷ついたり、落ち込んでしまいます。
また、人のちょっとした仕草や、目線、声色などに敏感で、機嫌や思っていることがわかります。
こういうのが、雰囲気でわかってしまうんですよね。
気づきたくないことでも、気付いてしまうという感じですかね。
「S」あらゆる感覚が鋭い
特に語感が敏感で、音、匂い、味などに反応して気分が悪くなってしまいます。
冷蔵庫の機械音などが気になってしまって、眠れないこともあります。
また、カフェインに弱いのも特徴だと言えます。
DOESの特徴とHSPの特性を学ぼう
今回紹介したDOESとHSPについて学んで、自分がどんなことが苦手なのか知って、対策を取ることが大事です。
特にHSPの方が書いた本には、当事者ならではの視点から書かれているし詳しくまとめられているので、オススメです。
HSPといっても、人それぞれで感じ方や特徴は違うので、自分に合うものだけを選んで対策をしていきましょう。