HSPとは?その生き辛さはHSPかも
そう思っている方もいるのではないでしょうか?
「HSP」という言葉、最近ではテレビでも取り上げられて、本屋さんにも「HSP」に関する本が置いてあったりして、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
かくいう私は、この言葉を聞いたのは皆さんよりちょっと遅かったかも知れません。
私もずっと生き辛さを抱えていて、心理学やカウンセリングを死ぬほど勉強してきました。
一時的に生きず辛さは改善するものの、心のモヤモヤは消えませんでした。
そんな時に「HSP」「繊細さん」という言葉を見つけ、調べていくと今まで私が抱えていた生き辛さそのものでした。
「あ、私ってこれだったんだ」
訳のわからない生き辛さから解放されたような気分でした。
このブログは、「HSPの方が生きやすい道」、「笑顔で生きていける道」を私の今までの経験と、心理学やカウンセリングの知識で示していくものです。
HSPはまだまだ分からないことも多いです。
HSPだからといって全ての人が同じ感情や同じ幸せを感じる訳ではありません。
HSPのことを知ることで、それぞれが自分らしい選択をして、自分らしい道を見つけていけたらいいなと思います。
1、HSPとは
HSPとは、Highly Seneitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質を持った人」という意味です。
アメリカの心理学者の、エレイン・アーロン博士が提唱した概念です。
HSPは、性格ではなく先天的な気質、生まれ持った性質であり病気ではありません。
「気質」とは、先天的にもっている刺激などに反応する行動特性、人の感情や行動に現れる特有の傾向です。
HSPは、5人に1人の割合でいると言われています。
こちらからHSPのセルフチェックができます。
14個以上当てはまるとHSPに該当するらしいのですが、私は、23個当てはまりました。
2、HSPの特徴4つ
①考え方が複雑で、考えてから行動する
・一を聞いて、十のことを考えられる。
・調べ物をすると深く掘り下げ、知識が豊富にある。
・物事を始める前に、あれこれ考えて時間がかかる。
・生き方や哲学的な物事に興味があり、浅い人間や話が嫌い。
②刺激に敏感で疲れやすい
・人混みや大きな音が苦手。
・友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅するとどっと疲れている。
・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない。
・些細なことに過剰なほど驚いてしまう。
③人の気持ちに共感しやすい
・人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする。
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入してしまう。
・人のちょっとした仕草、目線、声色などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる。
・言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる。
④語感が鋭い
・冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう。
・強い光や日光の眩しさなどが苦手。
・近くにいる人の口臭やタバコの匂いで気分が悪くなる。
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう。
・肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほどに気になる。
・第六感が働き、よく当たる。
いかがでしたか?
人によって程度の差はあると思いますが、「あ!これよくある!」と共感できるものがあったのではないでしょうか?
私にとっては、この中のほとんどのことが当たり前だったので、改めて見ると、とても「繊細さん」ですね・・・。
3、HSPの生き辛さ
HSPの特性は、共感を得ることが難しく、周りの人には「甘えでしょ」「もっと頑張って」などと言われることも少なくありません。
それによって、自己嫌悪や自分を責めてしまったり、周りに合わせようと無理をして生き辛さを感じてしまいます。
これからHSPについて正しく理解し、上手に向き合って生きましょう。