【HSPのよくある悩み】HSPは甘えなの?このままでもいいの?
こんにちは。HSPアドバイザーの皆川えりです。
・皆と同じにできないのは甘えだよねと悩んでいる
・こんな弱い自分は嫌だ、強くならなきゃと頑張っているけどしんどい
・もっと明るくならなきゃ、コミュニケーション能力あげなきゃって頑張ったけど、なんだか空回りしてしまって余計傷付いた
そんな経験や悩みありませんか?
目次
1、HSPは甘えなの?
2、HSPがやってしまう間違った努力
3、HSPのための正しい努力
1、HSPは甘えなの?
いいえ、甘えではありません。
HSPは気質であり、性格ではありません。
気質とは、先天的にもっている刺激などに反応する行動特性、人の感情や行動に現れる特
有の傾向です。
要は、性格の元となる土台のようなものなので、HSPの気質を自分自身も周りの人もあ
なたの性格であると勘違いしてしまうんです。
性格を変えることはできますが、気質を変えることはできません。
2、HSPがやってしまう間違った努力
①心を鍛える
自分のことを甘えていると考えるHSPさんは、もっと強くならなきゃいけないと考え、わざわざ苦手な分野に手を出したり、自分の限界を超えても頑張ろうとしてしまいます。
でも、無理に自分にはない強さを得ようとしたり、許容範囲以上に頑張ることは、ただただ心をすり減らしているだけです。
私も、苦手を克服しようとして、苦手な飲み会に行ったり、自己啓発本ばかり読み漁っていました。
飲み会に行っても話の輪に入れなくて落ち込んだり、自己啓発本に書いてあることを実行しようとしても3日と続かず、余計に自分を責めてしまいました。
②我慢する
周りの人に理解してもらえない苦しみを抱えるHSPさんは、無意識に人に合わせたり、自分の言いたいことが言えなかったりして我慢をしてしまいがちです。
また、「我慢は美徳」「私さえ我慢すれば平気」と思って、他人に選択権を譲ってしまいます。
ですが、悲しいことにそれらは全て自己犠牲の元に成り立っていることで、我慢は美徳にも何にもなりません。
③期待に応えようとする
他人の期待に応えようとすることは決して悪いことではありません。それが原動力になることもあります。
しかしHSPさんは「期待に答えなければいけない」と自分が主体となって相手のためにしているわけではなく、自分がそうしなければいけないという思い込み、義務感によって相手の期待に応えようとしている気がします。
たとえ相手に「期待しているよ」と言われても、相手はそんなに深く考えて言っていません。そして、人はそこまで他人に期待していません。
相手に言われたことをHSPの人はずっと覚えていますが、相手は言ったことなんてすぐに忘れてしまいます。
無理して相手の期待に応えようとしなくていいのです。
3、HSPのための正しい努力
①HSPについて理解する
最近では、HSPについて話を聞くようになりましたが、まだまだ認知も低いしわからないこともたくさんあります。
でも、HSPが刺激を感じやすい原因は、不安や恐怖を感じたときに活動する、脳の「扁桃体(へんとうたい)」の働きが生まれつき強いから。
だと分かります。
これを知れば、自分が甘えていた訳ではなかったのだと理解できるはずです。
②刺激を避ける
HSPは、様々なことから刺激を受けます。
自分がどんな刺激に弱いのか、ストレスを感じるのかをしっかりと理解しておきましょう。
職場には一定数は苦手な人がいますよね。私も昔は、同じ職場にいるんだから空気悪いといけないよなとか、話せば好きになれるかもと思って嫌いな人にわざわざ話しかけていたこともありました。
でも今は、無理に仲良くする必要はない、私はあの人が嫌いだと認めることにしました。
最後に
いかがでしたか?
HSPさんは他人に優しく自分に厳しい方が多いので、今までたくさん努力もして傷ついて来られたと思います。
それでもできない自分を責めてしまうのも仕方ないですよね。
でも、あなたが悪い訳ではないので、自分を責めることはやめにして、自分のための人生を生きていきましょう。