HSPと一緒に生きていく
HSPという概念を知って、今までの生きづらさが腑に落ちたり、救われたという方も多いんじゃないでしょうか?
よくわからない生きづらさを抱えて、
「こんな悩みを持っているのは自分だけなんじゃないか」とか
「誰にもわかってもらえない」
と絶望していたことに、HSPを知って
「私だけじゃなかった」「わかってくれる人がいた」
と安心しました。
でも同時に、「気質だから治らない」ということに絶望しました。
治したいと思って、今までたくさんのことをしてきたからです。
でも今思えば荒治療もいいところでした。
結果よかったこともたくさんありますし、それはやって見ないとわからないことですからね。
嫌なことなのに、自分を変えようと率先してやったり、
苦手な人とも上手くやろうと話しかけたり、
その場の空気を読んで我慢したり、
人に迷惑をかけないようにひたすらに頑張ったり。
心理学やカウンセリングを学んできて、以前よりも心が軽くなったし、生きやすくなりました。
でも、根本的な弱い部分だったり、人に緊張してしまうところは変わらなくて、生きづらいことには変わりなかったんですよね。
そこで、HSPを知って「気質だから治らない」ということを聞きました。
今までの私のやり方は、生きづらさを排除して、過敏でなくなることを目標にしていました。
自分の中にもともとあるものを排除しようとしているから、なかなか生きづらさから抜け出せなかったんですよね。
治せないものであるなら、一緒に生きて行くしかない。
HSPである自分を受け入れて、HSPである自分と生きて行く他ない。
そう思うのです。