HSPとアダルトチルドレンの生きづらさ【過去の癒し方】
アダルトチルドレンという言葉を知っていますか?
アダルトチルドレンとは、子どものころに、
家庭内トラウマ(心的外傷)によって傷つき、
そしておとなになった人たちを指します。
子どものころの家庭の経験をひきずり、
現在生きる上で支障があると思われる人たちのことです。
今日この話をしているのは、HSPとアダルトチルドレンの生きづらさはとても似ていると思うからです。
HSPの気質によって家族との関係にも人も多くいて、HSPの生きづらさはアダルトチルドレンが組み合わさることによって、より加速しているのではないかと思います。
私もHSPとアダルトチルドレンの両方があり今まで生きづらさにとても悩んできました。
アダルトチルドレンの生きづさらってこんな感じ
・つい自分を責めてしまう癖がある
・「消えたい」「いなくなりたい」という感情がある
・「生きててもいい」と自分に許可が出せずにいる
・「頑張っても人生どうにもならない」と感じている
・「自分軸」や「自己肯定感」の身につけ方が分からない
・辛い時にどうしたらいいのかわからない
・心がいつも緊張状態にいる
・誰かに怒られるのではないかという不安が消えない
・恋愛依存・見捨てられ不安をどうにかしたい
・弱い自分を変えたいが方法がわからない
どうでしたか?
私は、全てが当てはまっていて、事実HSPを知るまでは自分はアダルトチルドレンなんだと思っていました。
全てが完全な家庭はないと思いますが、
全ては自分の受け取り方で変わってくるように思います。
それは、兄弟がいる家庭だと、同じ家庭で育った兄弟なのにアダルトチルドレンになる人と、そうでない人がいるからです。
アダルトチルドレンには、親による家庭内暴力やアルコール依存症であったなどの、分かりやすい家庭環境が挙げられます。
でも繊細で共感能力の高いHSPは、我慢をしてしまい親の愛情を感じにくいです。
親の些細な言動や行動にも傷つきやすく、そのことがずっと忘れられません。
また、親の感情の変化は敏感に察します。
親が不機嫌であったり悲しんでいると、自分のせいだと思い込んでしまう可能性も高いです。
普通の家庭であっても、生きづらさのあるアダルトチルドレンだと感じてしまうことは容易に想像ができます。
今まで我慢をしていい子に、真面目に生きてきた人は、親に甘えることができていなかったんですよね。
親にも手のかからない子だと思われて、子供扱いされず甘えられる時期がないです。
自分でもそれがいいことだと思い込んでしまったんですね。
でも、子供なんだからたくさん甘えたかったはずです。
でも、もう大人になってしまったから甘えることなんてできない・・・。
そんな消化不良の甘えたかった気持ちが残っていて、親への依存などにつながっていくと思います。
子供の頃の自分を癒そう
今の生きづらさは、子供の頃の傷ついた経験などが原因であることがほとんどです。
子供の頃に傷ついた感情は、子供の頃のままその場にあるのに、体だけは大人になっている状態。
いつまでもその感情を癒すことができなくてひきづることで、今の生きづらさにつながっています。
だから、あの時の傷ついた自分を癒してあげる必要があります。
まずはあの時の自分を思い出して、その時感じていたことを思い出しましょう。
感情に蓋をしているだけで、本当は怖かったし悲しかった・・・
そんな感情が湧いてくるかもしれません。
その感情をちゃんと感じてあげましょう。
そして「怖かったね」「悲しかったね」「もう大丈夫だよ」
と言ってあげましょう。
感情は感じることで癒される
自分の気持ちがわからなくなることってありませんか?
それって、自分の本当の感情を無視したり、感情に蓋をしてしまっている可能性があります。
本当は甘えたいのに我慢していたり、本当は悲しいのに平気なふりをしていたりですね。
それに、あまりにも辛い出来事があると「もうこの悲しい感情を感じたくない」と感じて「悲しい」という感情を排除してしまいます。
でも「悲しい」という感情もあなたにとっては大事な感情なんです。
この一つの感情を無くしてしまうと、「楽しい」「嬉しい」そんな感情も、排除してしまうことに繋がります。
だから「自分の気持ちが分からない」そんな状態になってしまうんですね。
そんな時は、その時の悲しい気持ちを感じ切ることが大切です。
感情は、感じ切ることで癒されます。
悲しいとか辛い感情って、とても落ち込むし、感じたくないですよね。
でも、それも大事な感情なので、排除することはできません。
悲しい、辛いと感じた時も、その辛さを味わう、感じ切ることを大事にしてみましょう。
さいごに
HSPもアダルトチルドレンも、考え方の傾向や生きづらさは似ています。
でも、全くの別物です。
まずは、それぞれの特徴や、自分の生きづらさの原因を知ること。
そして、過去の自分を癒してあげることです。
昔の辛い記憶を思い出すことは、なかなか難しい方もいるかもしれません。
そういう方は、無理せずやっていきましょう。